人生で3番目くらいにオススメしたい本『SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル』

『SOFT SKILLS ソフトウェア開発者の人生マニュアル』を読みました。キャリア、マーケティング、学習、生産性、お金、健康、心、の7つの観点から書かれていてすごく参考になりました。「オススメの本は何ですか?」と聞かれたら、『リーダブルコード』『ノンデザイナーズ・デザインブック』に加えて、この本もオススメしたいです。

ソフトウェア開発者の人生マニュアルというサブタイトルですが、ソフトウェア開発者やエンジニアに関わらず、全ての人にとって参考になる本だと思いました。中でも、私が参考になった部分、思ったことについて自分の備忘録も兼ねて書きます。

プロであることについて

『第10章 プロであること』より

プロになって変わるのはマインドセットだ。恐怖、自虐、先送り、自己不信などと戦っているときの問題は、アマチュアのような考え方をしていることにある。アマチュアは目立たない。アマチュアは休む。アマチュアは逆境に弱い。プロはそれとは異なる考え方をする。プロは、何があっても自分の姿を見せ、仕事を勧め、前進し続ける。

どこかで聞いたことあるな、と思いつつもこの章を読みました。働き始めてから2年が経過しましたが、未だに恐怖や先送りと戦っている瞬間があります。『第16章 うまくやり遂げるまではできたふりをしよう』と合わせて、自分がプロであるかのように行動する習慣を付けようと思いました。

恐怖と戦っていても誰のためにもなりませんし、自虐や自己不信は自分をプロからますます遠ざけてしまうと思います。ちょっとしたことから行動を変えて、徐々にプロのマインドセットを身に付けていく必要があると思います。やっぱり、エンジニアとして生きていくことを選んだ以上は本物のプロエンジニアになりたいですし。

ハードワークに対する考え方

私はハードワーク反対派です。長時間働き、仕事に拘束される必要は全くないと思っています。この本を読んでも、その部分については変わりませんでしたが、ハードワークに対する見方が少しだけ変わりました。

自分を会社員としてみた場合は、「長時間働き、仕事に拘束される必要は全くない」と思います。会社員としては、多少長い時間働いたところで、給料がほんの少し上がるくらいのものでしょう。残業したところで進まない仕事は進みません。そんなことしてる暇があったら、より効率的に仕事を進める方法を考えた方が、顧客に価値ある成果を届けるためにもなります。

一方、自分をエンジニアとしてみた場合は、ハードワークも必要だと思いました。とはいっても、会社の仕事を長時間行う、というハードワークではなく、プロのエンジニアになるためのハードワークです。例えば、ブログを書いたり、勉強会に出たり、コミュニティに参加したりなど、自分自身にとって必要だと思うことです。仕事のためではなく、自分自身のエンジニアとしてのスキルを磨くためには、そういうハードワークも厭わないぐらいの覚悟は必要なのかも、と思いました。

ポモドーロテクニック

25分を1ポモドーロとして、1ポモドーロごとに5分、4ポモドーロごとに15分の休憩を挟みながら、タスクを進めていく方法です。この方法自体は、本を読む前から知っていましたが、1回試して長続きせずに辞めてしまいました。

ポモドーロテクニックの本当の力は、作業量を見積もり、トラッキングするためのツールとして使ったときに現れる。

たぶんこれができていなかったので、続ける意味がわからなくなって辞めちゃったんだと思いました。実際、この章からポモドーロテクニックを使って、この本を読んでいくと、あと5時間ぐらいで読み終わる(ポモドーロテクニックについては38章で紹介されていて44章までに1ポモドーロあたり3章ぐらい読めたので、あと27章あり9ポモドーロが必要で、4ポモドーロで130分だから、260+25=285分)、ということがわかりました。実際にやってみると、休憩せずに読み続けたところもあったので、大体4時間ぐらいで読み終わりました。

以前は、Toggl - Free Time Tracking Softwareポモドーロテクニックを使っていましたが、KanbanFlow - Lean project management. Simplified.で試してみると、5分、15分の休憩も簡単にでき、ポモドーロ単位でのトラッキングもできて非常に使いやすかったです。

読みやすさ

『SOFT SKILLS』は付録などを除いた本編が420ページありますが、71章とかなり分割されて書かれています。このことについては、『第46章 ブレイクダウン:先延ばしを克服する方法』で触れられていますが、書いてある通り、少しずつ読み進められるので読みやすいです。技術書や参考書など、買って途中で読むのを諦めたことが何度もありましたが、『SOFT SKILLS』は土日で一気に読むことができました。

まとめ

独学の方法や、お金、健康に関することなど、ソフトウェア開発者に限らずとも必要なことがちりばめられていたので、困ったときに見返す本としてかなり有用だと思いました。あと、自分の観測範囲での、できるエンジニアと筋肉の関連性について、事例がまたひとつ増えました。どうしてエンジニアには筋肉をつけたがる人が多いのでしょうか。よくわかりません。

とにかく、エンジニアな人にも、そうじゃない人にもオススメの1冊です。